2011年6月4日土曜日

Black Swan


1日の映画デーに見に行ってきました!
見たい見たいと言っていたくせに、いざ公開されるとなかなか足を運ばないのは私の悪いクセ。
なおくんに薦められた翌日、ジップで特集。んで1000円の映画デー。
これは見ろってことだわ!って急いで見に行った。笑

皆さんの評判通り、怖かったけど面白かったです!!(ネタバレ少ししちゃいますが、)
ホラーの怖さって言うより、精神的に追いつめられてく怖さとか自分の中にある感情を上手く引き出せない焦りや不安。
そういうのに怖さを感じました。

人間ってどの人でも平等に同じ感情を持っていて、それがその人のクセや環境によって多かったり少なかったりする違いだろうと思ってます。
だからどんな純粋な無垢な心の持ち主でも、奥底に眠っている”黒”の部分が必ずあって、(逆も同じことが言えるんだけど、)だから100%どっちかなんてありえないんですよねーきっと。

実際映画の中でも、ニナ(ナタリーポートマン)はこっそり楽屋に入って先輩の私物を盗んだりして、役の為に赤のリップを塗ってトーマス(ヴァンサン・カッセル)の部屋まで押しかける気持ちがあったわけだから…、そういう気持ちないわけじゃないんですよね。
あるとわかっているのにだせない。だから悩み苦しいんだろうなぁ。
(自分の感情って無意識に抑えてるものだから、おもいっきり出すって難しいんだよね。)


やっぱり敵は己の中にあるってことですよね。
プレッシャーに弱い私としては見ていながら、かなり心にアタックされちょっぴりへこんでしまったよ。笑

でも幻覚と戦いながらも黒鳥を見事に踊りきったのだから、最後は自分の感情をうまく解放することができ、ダンサーとして一歩成長したんだろうね。一番最後の表情もとっても満足げだったもん。そういう意味ではハッピーエンドですよね!?


それから白鳥の湖での役、映画の中での役、そして役者さんたちのキャリアとかバックグラウンドまでもオーバーラップしちゃう配役が、かなりハラハラした。笑
自分が自分を演じるみたいな、ラストはもちろん実際の俳優さんとは違うけど、きっとそういうとこもうまく関連づけて配役したんだよね、ダーレン・アロノフスキー監督って前もそんなことやってた気がする。そういうの考えるのすごいなぁ。
観客の私たちが思うんだから、演じてるご本人達もきっとおもいますよねー「これ私じゃん!!」みたいな。(またそれをやってのける俳優魂もかっこいいんですが。)





見た日はぐるぐる考えてなかなか寝付けない夜でした。かなり衝撃的!
もいっかいちゃんと見たいな。
特に最後の黒鳥のダンスシーンは圧巻で!鳥肌立ちました。
衣装もメイクも顔に巻いたあみあみも、とってもきれいでかっこよかったな〜。
あとクラブシーンでケミカルが流れてたよ!

そしてこの日のコーデ。
この日こそ絶対履いてってやる!とチュチュ履いてったよ。
「絶対ブラックスワン見るでしょ」着こなしです。笑



色々ウィキペディアで調べてたら白鳥はオデット、黒鳥はオディールっていうらしい。
Odette é Odile って靴屋さんは白鳥と黒鳥って意味だったんだね〜。

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