2010年2月2日火曜日

J.D.Salinger



J.D.サリンジャーが先月27日に91歳でお亡くなりになられたそうです。
ご冥福をお祈りします。

サリンジャーと言えば有名な「ライ麦畑でつかまえて」ですね。

「ライ麦畑でつかまえて」は本をなかなか読まない私が読んだ数少ないアメリカ文学でした。
それも大学のアメリカ文学の授業の課題でアメリカ人作家の本を読まなくてはいけなくて、
本が苦手だった私はとにかく、白鯨や怒りの葡萄なんてもってのほかで、とにかく読みやすいのが良くて、題名がロマンチック!というただそれだけで手に取った本がこのライ麦畑でした。
主人公がひねくれててそれがとても印象的でしたが、私は作者の生き方にも興味を持ちました。
この人、いくつかの本を出してからは新しい作品も出さず、亡くなるまでずっと田舎で隠遁生活をしてたんだよ。
調べる本には、どれも情報は少なく「沈黙を守り隠遁生活を続ける」なんて書いてあって、調べたときはびっくりしちゃってさ。
物語が物語なだけに、当時はそれがとても心配になっちゃって。おじいさんなのに今どうしてるんだろうとか、心通える家族はいるのかなとか、幸せでいてくれてるのかな、とか、まあ日本の小娘が大作家に余計なお世話ですが…笑 
でも、さっき見た記事には晩年は近くの教会の夕食会に欠かさず出席してローストビーフをほおばってたらしいから、楽しみもあったんですね。よかったよかった。

あの日何気なく選んだ本ですが、後々私の興味を傾けるものに関わりがあることが多くて、なんだか不思議な縁を感じます。
好きな子が好きだった村上春樹とつながったり、ジョンレノンの射殺犯の愛読書であり、ケイトスペードのレイアウトに使われていたり。
きっと縁があるんでしょうね!嬉しい!また少しずつ読んだ行きたいな。


画像はあえてフラニーとゾーイで。
おやすみなさい。

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