2011年8月26日金曜日

EXIT THROUGH THE GIFT SHOP


見て来たよ〜♪
名古屋でもついに公開に!
好きそうななみちゃん誘って一緒に見に行ってきました☆

思ってたよりおもしろかったし、色々考えさせられた!
音楽も良かったよ、AIRの「Kelly, Watch The Stars」が流れて懐かしかったのと、オープニングとエンディングに流れてた Richard Hawley の「Tonight The Streets Are Ours」って曲がキラキラしててとっても良かった。歌詞も好き♡



まずはイギリスの覆面グラフィティアーティスト、バンクシーの作品載せちゃいます!






























































































そこを通った人をププッと笑わせてくれたり、「あ。」って考えさせてくれるのがいいよね。
壁の落書きだから消されてしまったものも沢山あるんだよねー。でも生で見てみたいわぁ!
MoMAや大英博物館にこっそり飾って数日気づかれなかったのは有名な話ですよね、あんなの不意打ちで見つけたら笑っちゃう。
バンクシーのサイトでも沢山作品がみれるよ


バンクシー以外にも有名なグラフィティアーティストが出て来てて、少し前にLa Luneさんがブログで紹介されてたインベーダーも出てきました。














あとMr.Aでおなじみのアンドレも。

そういえばセントジェームズとコラボしてたよね。かわいい!


内容はティエリーという四六時中カメラを放さない、少し変わった映像オタクなフランス人男性がバンクシーを追うドキュメンタリーなのですが、ストーリーが進むにつれ、焦点はバンクシーではなく、ティエリー自身のサクセスストーリーの真相に迫って行きます。
この後半の流れからが一気におもしろかった!

ある時、交流を持つようになったバンクシーから「(映像の才能はないから)アーティストになるべきだ」とうまいこと丸め込まれ、彼はその気になって自らをMr.Brainwashと名乗り、アートにのめり込んで行きます。
でも今までそんなのやったこともない彼は、技術もないから売れないアーティストを雇って指示して作ってもらったり、既にあるウォーホールなんかの作品を少し真似て作ってみたりといった具合。
でもちゃっかり推薦文はバンクシーに書いてもらってて、そういうとこは抜かりないティエリー。笑

推薦文のおかげで、彼は週刊誌の話題の的になり、個展には長蛇の列!!
マドンナのアルバムのジャケを書いてしまったり、バンクシー以来の大物と呼ばれたり、あれよあれよと売れっ子アーティストになってしまいます。

この方が今回の主人公ティエリー


そんな裏の過程を見たうえで、自信満々にインタビューに答える彼や彼の作品を見て大絶賛するお客さんはなんだか痛々しくて滑稽。笑
笑ってしまいそうになるんだけど、でもその反面、私も絶賛するお客さんと同じように噂やうわべだけでものを見て何が本当かよくわかってないこと、たくさんあるんじゃないかって思ったらちょっとだけ怖くなりました。

素敵だなと思っている人が勧めてるとよく思えたり、みんなが良い!と言っているものがいいんだと思ってしまったり、こだわりはあると思っているけど、そういうのゼロではないと思う。。。ミーハーだからなぁ、私。しゅん。。

色々興味を持つのはいいけど、自分の心でしっかり見るってのが大事なんだよねって思い出させてもらった気がします。

価値あるものをちゃんと見極める力も大事だけど、それって人それぞれ違う感覚のものだしね、
周りの評価より結局は自分の物差しで、好きな物は好き、好きじゃないものは好きじゃないでいいんだと思う。

ただよくわからずメディアに踊らされてちゃだめよ!ってことがいいたかったのかな。


始めと最後にに流れるTonight The Streets Are Oursの歌詞。
テレビは僕らの想像力をなくしてしまうから、外へ飛び出そう、ってとこと、
今夜ストリートは僕らのもの!ってとこ。
この映画にぴったり!
伝えたかったのはきっとそういうことなんですよね!



それにしてもMr.Brainwashことティエリーさんはこの映画みてどう思うのかしら?
まぁ、人の作品少し変えて自分の作品って言ってしまえる神経の図太さだから案外あっけらかんと笑ってたりするのかな、笑
その辺のメンタリティーやポテンシャルはある意味天才肌っていうか、大物だよね。
それがおかしくってバンクシーも彼を主人公に映画撮ったのかも!?
アートの才能がなかったとしてもあれだけの行動力で(人の手を借りたとしても)実際有名になってしまえるのなら、プロディース力というかある意味それも才能なのかな、とも思う。
すべてバンクシーが仕掛けたこと、と言えたとしても実際儲かったのはティエリー本人だしね。

真似て作品作ったことだって、真似して学べって言ったりするしね、。
みんな何かに憧れて始めたりするものだから、ゼロから始める人なんていないと思うんだよねー。好きな物吸収して消化して、自分なりの作品作って行くもんだと思うし。
彼の場合はどうなんでしょ?
…映画見た限りそんな感じはないようなぁ〜。
自分の作風を完成しないまま世に出ちゃったかんじ??でも彼なりに思う事はあるのかも。。?
うーん…なんかぐるぐる回って終わんないね、これ。
いろんな意味で今後の彼にも注目です。笑

あー!色々考えてまとまりのない文章になっちゃった!!
でもこうやって見た後沢山考えさせてくれる映画は大好きです!

バンクシーは後輩のゆきちゃんが好きで、昔熱心に話してくれたことがあって、「あ〜知ってる知ってる〜」くらいだったけど、今回の映画見てかなり興味もったかも。
映画のサイトのインタビュー、ユーモアがあっておもしろい!


なみちゃんがお土産にくれたオレンジの入れ物とバッジ
私のイメージカラーはオレンジ!と思って買って来てくれたらしい。
うれしい♪


ちゃっかり作品集とバッジ買って帰って来たのでした♡

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